日本語学校
東洋人の男 「花子サンハ…昨日動物園ヲ…イキマシタ」
コ 「動物園を…でなく、動物園に行きました。」
男 「オ・ワリィ。気ニスンナッテ」
コ 「どこで覚えました？そんな日本語…はい。キムさん。」
コー。キムさんをポンと叩く。
キム 「太郎君ハ…明日…スキーモ行キマス」
コ 「スキーもではなく、スキーに行きます。」
キム 「オォ。ワリィ。気ニスンナッテ」
コ 「誰が教えましたか？そんな日本語…」
コーがホイを見る。
ホイは落書き？をしている。コー。ホイの所に行き、ポンと後ろを叩く。
不機嫌なホイ。
午後(3:40) 日本語学校
コ 「例の中国のダム建設の独占取引で暗躍したもう一人の男だ。
経済ヤクザで彼も建設会社から大金を受け取った。検察と取引でもされて、
喋られては困る。…次の標的だ…」
凱 「…約束したことは…」
コ 「えっ？」
凱 「母を捜して下さい。」
コ 「フッ。何だそれ？」
凱 「ふざけないで下さい。そうでなきゃ、こんな仕事。」
コ 「ハ…フフフ…。そんなにお袋さんのおっぱい吸いたいのかよ」
ホ 「約束を守って下さい！」
コーの胸ぐらをつかむ凱歌。
コ 「離せーっ！離せー！ハァ。ハァ。…おれに触るな！！おれは他人アレルギー
なんだ！」(ホワイトボードを抱えて後ろ向きのまま話す)
凱 「すいません…」
コ 「お袋さん…みつけたよ」
凱 「本当…ですか…」
コ 「やっぱり日本にいた…(小さな紙を出す)ここに住んでましょ」
それをみつめながら、コーに歩み寄る凱歌。
コ 「日本名。島村市江…おまえさんが五才の時に中国で別れたお袋さんだろ…」
凱歌が紙を取ろうとするのを見て、さっとそれをしまい込むコー。
コ 「仕事をほおりだされちゃ困る。終わってからだ。」
凱 「…わかりました。」
夜 あるビルの屋上
凱歌がたたずむ。
夜 おでん屋台。
仕事が終わり、船木ときなこが飲んでいる。
き 「(大きな声で)ん〜。どこにいるんだ。王凱歌はぁ」
船 「(微笑みながら)飲み過ぎだぞ」
き 「いいでしょう。だって今日６時からですよ。朝の…ずっと聞き込みして…」
きなこ足をさする。
船 「(ふと思い出し)あっ。ねぇ。君の家にいる留学生…」
き 「あぁ。あぁ。」
船 「チェックしたか？」
き 「あれは、どっからどう見ても違いますね。弱っちいし、にやけてるし…」
船 「王凱歌とは正反対か…」
き 「迷子の子供みたいな顔してんですよね…私、変なんですよね。」
船 「何が？」
き 「なんか。課長みたいに、かっこよくて強い男よりも…ん〜
弱っちい男見ると…」
船 「それでおれのプロポーズ断ったのか…」
とまどう、きなこ。そして席を立つ。
船 「もっかい、考え直してくんないかな」
きなこ、空を見上げながら、近くのビルの屋上を見ると、ライフルのようなものを
持った影が動くのが見えた。そのビルに向かって猛然とダッシュをする。
船 「どうした！」
夜 あるビルの屋上
ライフルから見える、標的のいる附近をうかがう。
きなこ、急いでビルを駆け上がろうとしている。
標的が車に乗り込もうとするところを、凱歌しとめる。
崩れ落ちる標的。
きなこ、ようやくビルの屋上に着くが、もはや人の気配はない。
き 「(携帯で)課長。緊急配備かけてください！」
息を荒げながら、指をかむ。
き 「くっそっ！！」
くやしがるきなこ。
夜 日本語学校
コ 「よくやってくれた…それじゃあ。住所を言うよ。島村市江の…」
夜 踏切前
踏切の遮断機が鳴る。
踏切をはさんだ向こう側のアパートの２階をみつめる凱歌
そこに人影が見えてハッとする凱歌。その前に電車が通り抜ける。
電車が通ったあと、急いでそのアパートに向かって駆け寄る凱歌。
２階に上がる。(２０１ 島村市江)の表札を触る凱歌。
凱 「(心の中で)母さん…」
凱歌ノックをする。再度ノックをする。中から「はい」女の人の声。
待てない凱歌は、ドアのノブに手をかける。ゆっくり開けていくと、
突然中から、母ではない見知らぬ女が出てくる。
女 「あんた 誰？」
凱 「島村…市江さん？」
女 「う…うん。(嬉しそうに)そうだけどぉ？」
凱 「あ…人違いでした…」
不機嫌な顔で女ドアを閉める。
落ち込む凱歌。
夜 紅龍
円道寺家物干し台。
ホイがため息をつく。きなこ自分の部屋に帰る。
き 「何やってんの」
振り向くホイ。
き 「どうしたの？」
首を振るホイ。
き 「そっ」きなこ窓を閉める。
しかし、ホイの落ち込む姿が気になるきなこ。
き 「ホーム・シック？」きなこホイの側にやってくる。
き 「ふーっ。あたしさぁ。前に武道の師範から言われた事があるんだ…」
ホイ振り向く。
き 「おまえの弱点は強いところだって、強いもんは、弱いものに負けるんだって
どういうイミなんだろうね…(笑いながら)独り言…」
ホ 「ブ・ド・ウ？」突きのマネをする。
き 「うん。そう。あ・こないだの。びっくりしたでしょう？ほら。あたしちっちゃい時
泣き虫だったから父さんがね」
イミがわからない(フリ)ホイ
き 「あたし(自分を指す)小さい時(手を下の方に示す)泣き虫だったの。
(手を目に当てて泣いているフリ)」
ホイ驚く。
き 「本当だってぇ。いじめられっこだったんだから。まあ今や世の中の誰も
そんなの信じてくれないけどね。
あっ。そうだホイさん。聞きたい事あったんだ。に…中国人が日本に来たら
どこに行きたいかなぁ。例えばね。隠れなきゃいけないとしたら
どこに隠れるかな…ん…(ホイが言ってる事がわからない顔をするのを見て)
だからぁ。まっ いいや。もっと日本語覚えてからね。」
腕時計を見て、部屋に帰ろうとするきなこ。ホイの腕をコン！と押す。
き 「元気だしなよ(ガッツ・ポーズ)
ほら家族いるじゃん。(指で下をぐるぐる回す。)家族。みんな。
(自分を指して)あたしも…わかる？」
うなづくホイ。きなこガッツ・ポーズを繰り返す。それを見て、ホイも拳を握る。
大事そうにそのガッツ・ポーズした手を別の手でくるむホイ。
10/3 終
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何書いてるんでしょうか？
字ではないような気がするけど。
どうやって、おこせばいいのよ。この演技…
カスケスケスカス…ってなんなのぉ。(おこし泣かせ)
意味がわからない。。でもおもしろい。
本番でこれやられたら、笑うしかないよね。
←TV…CM
提供かぶります。
脚…ビルの屋上じゃないです。
このビルも、どこにあるのでしょうか？
近くに橋と川が見えます。
有名なクレジット会社の看板が出てますが。
この看板の赤色の光が凱歌に映っていい味が
でております。
船木さんって強くは見えんぞぃ？？
線細い系だと思うけど？
おでん屋さんの場面、雨が結構降ってます。
脚…ホイさん日本語学校に帰ってます。
凱歌がコーの携帯に電話をかけたと思われる。
ということは、コーの携帯電話の番号を
知っているのか？
またまたニキビです。
踏切の遮断機が鳴る音と凱歌の心臓の音が
共鳴しております。
別人市江さんち、ＭＨＫだって。
別人市江さん。皮剥き機つかんでます。
脚…武道じゃなくて別の言葉になってます。
(ヒントお寺)
このきなこさんの"に…"っていうのは
日本っていいそうになったのでしょうか？ |