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【パート３】
（新境地を開拓！水野美紀のアクションをスナイプ!!）
（メイキング映像部屋）
水「やりすぎず、やらなさすぎず、なんかこう、キャラクターを立てつつという」
（ＥＰＩ２ダイジェスト（にせ札工場のアクション））
恋人はスナイパーシリーズでカンフーの達人刑事円道寺きなこ役として強烈なアクションを演じている女優水野美紀。
ワイヤーアクションをふんだんに使ったこの激しい動きを演じられる日本で数少ない女優である。
劇場版ではアクションに新しい味付けを加える事になった。
（メイキング映像部屋）
水「今回ほんとお話がメインなんで。あの…どの程度にするのかというのをすごく頭を抱えて…いたところで、でもやっぱりこの『恋人はスナイパー』ってアクションシーンありきで
始まったものだから。何かインパクトをそこでつけるのは、どうしたらいいんだろうねっていうふうに、みんなで話し合っていて、…痛い。痛みでいこうと」
（撮影現場より）
今回の劇場版では、おそろしい敵と一騎打ちを演じるきなこ。戦いの中、銃で撃たれ、その衣装は血にまみれた。
（劇場版より）
更に、痛みを意識したアクションでもっとも印象的なのがこのシーン。
敵にナイフを素手で握らされ、血が流れる。より強くその上から力を加えられ悲鳴を上げるきなこ。
（メイキング映像部屋と撮影シーン）
水「あのシーンあれね。本当に痛かったんです。その上から握られて、自分で握っている力もあるし、その上から握られている力と、後、それに他の動きも足されると
握る力がお互いにすごく強くなっていくので、ホントに痛かったんですよね（笑）」
もちろん恋人はスナイパーのお家芸とも言えるワイヤーアクションも健在。宙を舞い、蹴りを繰り出すきなこの強さはスクリーンでも必見です。
そんな水野の撮影を見ながら、今回はアクションシーンの少ない内村からこんな言葉が。
（撮影現場より）
スタッフ「内村さん、やりたいでしょ」
内「やりたいです。今吹き替え狙ってます。えへへ。吹き替えをね。。。きなこを（大笑い）女装は得意だから」
一つのシーンが終わって休憩に入る水野。激しい動きに水分補給は欠かせない。スタッフの紙コップには誰が使っているか分かるように全部名前が入っている。
水野のコップは血糊がべったり。そこでこんなイタズラを。
スタッフ（サトケン）の紙コップをつかんで、血糊をつける水野。
撮影現場での楽しい一幕でした。
（奇蹟の実現！地下鉄ロケの裏側をスナイプ!!）
恋人はスナイパー劇場版で中盤のクライマックスとなるのが地下鉄を舞台にしたシーン。犯人によってセットされた爆弾を探してきなこが車内を走る。
（２００３．８．２５ 横浜地下鉄。某車庫）
その撮影は８月２５日に行われた。かつて日本映画でこのような地下鉄のシーンの撮影に許可が降りる事はなかった。しかしスタッフの熱意に今回快く協力をして頂けたのが
昨年全ての席を優先席にするなど様々な事柄にチャレンジしてる横浜市営地下鉄であった。
綿密な準備がされる。少ない時間の中、本番さながらのリハーサルが行われる。与えられた時間は４時間。更に車窓から映る景色は刻々と変わっていく。
失敗は絶対に許されない。プロの映画マン達に緊張が走る。
問題の爆弾を発見し、悪戦苦闘するシーン。狭い車内で熱気が渦を巻き、温度はどんどん高くなっていく。
きなこを追うカメラマンの首にも汗が浮いていた。車両は普通の駅を通過していく。外の景色も計算に入れながら、撮影は続いていく。
水野が座席で下を向いている。
撮影の合間、緊張と疲労で心地よい揺れについウトウト。
（撮影現場にて）
水「すごい緊張感でしたね。そのまま緊張感が画面を通じて伝わっている事を祈りつつ」
今回爆弾が仕掛けられ、暴走する地下鉄車両という設定に協力して頂いた横浜市営地下鉄だが、もちろん物語はフィクションで、実際には運転席の立入は
不可能であり、また不測の事態が起きた場合、決して暴走する事はなく、車両は自動的に停止する安全な構造となっている。つまり犯人達のもくろみは実際には
成功しないようになっているので、ご安心を。
最後にきなこは、爆発を阻止することができるのか？地上はもうそこに迫っている。その結果はスクリーンで確かめてください。
※映画劇中で地下鉄の暴走はあくまでもフィクションです。実際には、運転席への立ち入りは不可能ですし、また運転士の不足の事態が発生した時には、
車両が速やかに停止する構造であり、安全性には十分な配慮がなされています。
凱歌ときなこが、草原を歩く。
恋人はスナイパー劇場版このシーンは果たして？ＣＭのあと！スナイプ。
（ＣＭにひきつづき…恋人はスナイパー劇場版をスナイプ。）
再び、２月２４日の東京丸の内東映。
この日行われた、『恋人はスナイパー劇場版』の完成披露試写会でひとつの曲が披露された。
ＡＪＩが歌う『One More Time』今回の映画の主題歌である。
前作のエピソード２で主題歌を歌ったＡＪＩを、主演の内村が気に入り劇場版用の作品を依頼、書き下ろされた曲だ。
（メイキング映像部屋）
内「今回のエンディングでスタッフロールと同時に流れるんですけど、この映画に合わせてもらった感じで作って下さって、よかったです」
（ＡＪＩの熱唱の映像。ワイプにて作曲／編曲 ＡＪＩ 橘哲夫）
ＡＪＩ「せつない恋のストーリーが中に流れているじゃないですか、アクションの中にもせつない恋のストーリーがあってていう、最終的に結ばれるか結ばれないか分からない
うまくいくかどうかわからないギリギリのところじゃないですか。せつなさを出したいなっていうそれがすごく、閃いたんで、もう一度会いたい
One More Timeという曲にしてみました」
（２００３．９．１９ 長野県 神津牧場 クランクアップ）
２００３年９月１９日優しい緑が広がる牧場。ここで１ヶ月半に渡る恋人はスナイパー劇場版の撮影がクランクアップを迎えようとしていた。
王凱歌と円道寺きなこ。二人がのんびりと草原の中を歩いていく。激しいアクションが続く今回の作品の中でも印象的なシーン。
そんな撮影の中、水野美紀が、なにやらペンを走らせていた。（台本の空白のページ？）どうやら内村の似顔絵らしい。
内「（その絵を見せられて）お。うまいうまい」
水「似てる？」
内「才能あるよね」
まるで家族のようになったスタッフ。その家族に、この声が響き渡った。
スタッフ「内村光良さん。水野美紀さん。オールアップでーす！」巻き起こる拍手。
ガッツポーズを高らかにあげる内村。水野「あー終わったぁ」。
共に戦ってきたスタッフたちから大きな花束が贈られる。監督とがっちり握手を交わした。
（花束）六車監督から水野へ。佐々木プロデューサーから内村へ。
内「みなさんありがとうございました。無事に、これで３部作の完結が。ちゃんと撮りきる事ができてホントに満足しています。どうもありがとうございました！」
スタッフから大きな拍手。
（草原で、改めてカメラに向かって（撮影時の衣装ではない私服？）
（ある方よりタレコミ…ここでウッチャンは、おズボンが汚れてはいけないのでハンカチのようなものをお尻に敷いてそうです。プリティ☆）
内「どうもお疲れさまでした。おめでとうございます。いろんな現場がありました。微笑みあい、肩をたたき合い、時には楽しく、時には辛辣なまでに、
そんな（大笑い）いろんな裏側を垣間見えて…（カメラの外を見ながら）水野うるさいぞ。（笑）ほんとにすばらっしぃ勉強になりました。
これ…出来上がりは、ほんとに手作りの泥臭〜い（笑）アハハ…映画になるんではないでしょうかっおーい（水野がカメラ前を歩く）おまえ通んなよ〜っ。
あ。水野君ちょとそれを、ちょっと。（渡された台本を持って立ち上がり）これですね、私、是非商品化したいものがあるんですけど、これが水野君の
（水野の書いた絵を差して肖像権(?)：水野美紀）後々フィギア化しようと思ってるんですけどもね、これが『かえりてぇ〜』っていう。
これ！『え？おれ待ち？』みたいなね。（スタッフ大笑い）これちょっとフィギア化しますんで。
ま。そういったやつを水野君のね、商品化を狙っている訳なんですけど…何の話でしたっけ？」
水「ずっと１，２と観て映画を楽しみにして下さっているファンの皆様。（ちゃんと正座に座り直して）ホントにありがとうございます。
え〜映画も新たな世界観を是非楽しんで頂ければうれしいです。楽しみに観て下さい。」
（劇場版、凱歌・きなこのシーンのダイジェスト（映画の中、瀕死の二人が抱き合う））
恋人はスナイパー劇場版。緻密なストーリー、多くの人たちの情熱、プロフェッショナルの技、息を呑むアクション、こだわったディテール、
出演者たちの汗と笑顔で出来上がった作品。シリーズ最後のそして最高の物語のターゲットは…あなたです。
エンドクレジット
「恋人はスナイパー劇場版」前売り観賞券絶賛発売中 １３００円
劇場版窓口でお買い上げの方に個数限定 特製〈バレット・キーホルダー〉をプレゼント
企画 木村 純一（ｔｖ asahi）
ナレーター 市川 展丈
構成 正岡 謙一郎
ディレクター 吉田 知則，黒田 茂
カメラ 谷 哲也，西村 卓樹
ＶＥ 木崎 朱円
編集 荘野 佑介，橋本 絵美(TDK)
選曲 渡辺 浩昭
ＭＡ 長瀬 貴広(TDK)
音楽 松本 晃彦
衣装協力 ａｂｘ
協力 映画「恋人はスナイパー 劇場版」製作委員会
プロデューサー・演出 檜垣 賢次（ＶＩＶＩＡ）)))
プロデューサー 島袋 憲一郎（ｔｖ asahi）
佐々木 基（ｔｖ asahi）
ＡＰ 小久保 聡（ｔｖ asahi）
制作 ｔｖ asahi
制作協力 （ＶＩＶＩＡ）)))
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