＜メイキングオブ 恋人はスナイパー EPISODE 2＞
2002.12.21 12:00〜12:55 テレビ朝日
（ ）：映像・説明、「 」：字幕、ナレーション：徳永有美
（１の映像）
王凱歌＞もうあなた達の、言いなりにはならない！
コー・村木＞裏切り者は追うぞ！どこまでも貴様を追うぞ！
（１・２の映像）
あれから一年、あのスナイパーが帰ってきた。
空前のスケールで製作された、シリーズ第２弾。
製作日数３００日。スタッフ総数５００人。そして１億を超える製作費。
テレビドラマ史上かつてない規模で送る、ど迫力のアクションシーン。
そして感動のラブストーリー。
（２のアクション撮影シーンと映像）
内村光良。母親を探し逃亡を続ける孤独なスナイパー、王凱歌。
水野美紀。警視庁国際２課捜査官、円道寺きなこ。
（２の映像）
そして、２人の前に立ちはだかる新たなる強敵。
はたして、王凱歌と円道寺きなこの運命は。
話題の超大作ドラマ第２弾、１２月２４日クリスマスイブ放送、恋人はスナイパーエピソード２。
「１２月１１日渋谷東急：恋人はスナイパーEPISODE2 特別試写会」
日本中のファンからの熱い声援に応えて、ついに完成した、恋人はスナイパーエピソード２。
その特別試写会は、大型映画館渋谷東急を借り切って、テレビドラマとしては異例の規模で行われた。
今回は新たに、今注目度ナンバー１の若手俳優、中村獅童が加わった出演陣。
（君塚・高橋両氏の映像と紹介の字幕）
１作目に続き、脚本は映画にドラマに数々のヒット作を手がけた、君塚良一。
アクション監督には、日本映画だけではなく香港映画でも実績のある、高橋伸稔。
（佐々木基Ｐの試写会での映像と字幕：ナレーションなし）
（試写会）
内容、規模ともに、映画並みのスケールにパワーアップした、まさにドラマの枠を超えたシリーズ第２弾。
（試写会の舞台上）
内＞この２ヶ月間の撮影の間だけはですね、お笑いということを忘れまして、
えぇ、これかなり打ち込んだという…。
水＞現場で想像していたよりも、すごく、あのう、いいあの作品になっていたので嬉しかったです。
えぇ、続編、また映画化の話も出てきているようなので、もう、こうなったら、ねっ、どこまで出来るか、
えぇ、頑張って、やって行きたいと思います。
中＞で、アクションということでね、アクションのこのう、訓練を行なったわけなんですけど、
私は大変体が硬いんですね。もう柔軟からやる、じょっ、とてもそれが、柔軟がきつかったです。
徳＞じゃあ、私達も映画化に関しては期待しててもいいということで、よろしいでしょうか？
内＞はい…、えっ、私が全権を握っ、てるんですか？これは？（佐々木Ｐのほうを見る）
徳＞いいんでしょうか？あっ、プロデューサーも頷いてます。
内＞あぁそうなんですか？あっ、じゃあやります！やります、やります。
（インタビュー：試写会と同じ服装）
「エピソード２の手応えは」
内＞いや、もう、結構オープニングから、今回飛ばしてますからね。
それぞれ、あの私のアクションと、美紀ちゃんのアクションもあって、オープニング入ってという…
「今後の展望について」
内＞１、２やって、映画につながったらいいねとプロデューサーの方達と、美紀ちゃんとも話してたんで、
やっぱり、次、映画が、で、一応のこう区切りというか、完結出来れば、いいかなという…
「エピソード２誕生のきっかけ」
佐＞企画段階からですね、あの、主演の内村さん、水野さんと脚本の君塚良一さんと、
ぜひシリーズ化にして、そして映画化も視野に入れた、まあ壮大な、計画があっただけに、
エピソード１放送後に、（試写会映像に変わる）視聴者からの反響も、ものすごくて、
続編を望む声が大変多数寄せられて、自然な流れでエピソード２が誕生いたしました。
恋人はスナイパー、ここで前回のストーリーを振り返って見ましょう。
（屋上でライフルを構える王凱歌）
中国人の父と日本人の母を持つスナイパー、王凱歌。
市江＞いい子で待っていてね。
凱歌＞おかあさん。いっちゃいやだ…
幼い頃、自分を残して日本に渡った、たった１人の肉親、母、市江を探すため、
彼は闇の組織に心を売り、暗殺者となった。
船木＞間違いない、あいつの仕事だ。
きなこ＞王凱歌。
ホイ＞ヨロシ、オネガします。
雁太郎＞挨拶はもっとでけえ声で…
彼は中国人留学生、チャン・ホイを名乗り、円道寺家に潜伏していた。
凱歌＞本当は、こんな仕事したくありません。
コー＞おふくろさんと会うためか。
凱歌＞あなたのボスが、見つけてくれると約束してくれました。
全ては、母親との再会のため。
ホイ＞明日、ここを出て行きます。
自分の正体を知らないきなこに、別れを告げる、王凱歌。
きなこ＞王凱歌なの？
想いは、ただひとつ。任務を遂行すれば、母親と再会できる。
きなこ＞やめなさい。もうこんなこと。
凱歌＞やらないと、母に会えない。ほかに方法がなかった。
暗殺をとめようとするきなこを振り切る凱歌。母、市江との再会を果たすが。
市江＞あなたのことを忘れようとしたの。
市江は、凱歌から逃れるように、自ら姿を消した。
凱歌＞もうあなた達の、言いなりにはならない！
コー＞裏切り者は追うぞ！どこまでも貴様を追うぞ！
組織との決別、逃亡の身となった王凱歌は。
「９月２３日アクション練習」（内村さんと水野さん）
アクションシーンが３倍にパワーアップした、恋人はスナイパーエピソード２。
クランクイン前から、入念なアクション練習が行なわれた。
水＞疲れた…、もう１回…。
水＞疲れた…、疲れた。
「９月２９日クランクイン」
そして９月２９日、いよいよ迎えたクランクイン。
スタッフ＞円道寺きなこ役の水野美紀さんです。
この日の撮影は、王凱歌の足取りを追う水野美紀と、中村獅童扮する、２人の捜査官が、
日本語学校に聞き込みをかけるシーン。
きなこ＞劉さん、やめてください。
女＞ソノヒト、ナニモシラナイ。コンゲツキタバッカリ。
六車俊治監督＞カット、カット、カット。獅童さん、前半はすばらしいん…
監督、スタッフ、出演者の間にも、緊張感が漂う中、初日の撮影が行なわれた。
（電車に乗っている王凱歌）
警察からも、組織からも追われる身となった、王凱歌。
凱歌＞人を、探してます。
男＞おぉ、市江さんかぁ。
凱歌＞いるんですか？
彼は、母、市江との再会だけをよりどころに、逃亡生活を続けていた。
（インタビュー：黒のＴシャツ、黒の上着）
「エピソード２の見どころ」
内＞今回はねぇ、やっぱりこう、娯楽性ですね、なんといっても違うのは。
娯楽性が非常に、高く、なってるという…。
きなことの、手錠でつながれてから特に、こう、コンビネーション、
きなこががーっという、私がそれを受けるみたいな、この、役のまんまのこう、
そういうところでの、ちょっとした笑いとか、あと〜、２人でけんかするところなんかの笑いとか、
あれは非常にねぇ、いいコンビ芸、もうコンビ芸ですね、ええ。
かなり、金かかってますし、もう、ワンシーンを、今日なんてワンシーンを２日、３日にわけて撮りますから。
本編ですよね、本当に。本編で、最近の本編でもこんなスケジュールはないぐらいのやつ、が…、
すごく見応えがあるんじゃないかなと思います。
「このシリーズにかける思い」
内＞小学校４年のときに、燃えよドラゴンを見て以来ですね。
ジャッキーチェンにもふれましたし、えぇ、そうパロディものも何本も何本もやったりとか、
映画も１本やったりとか、そんななかのこの、集大成という、今まで、こう自分の、想いとか、
あと、バラエティなんかで、やってきたこととか、
全ての要素を、このシリーズでは入れていきたいなあという、感じはしています、はい。
（サングラスを外す王凱歌）
はたして、王凱歌は再び母親とめぐりあえるのか。
そして、彼が想いを寄せる、もう１人の女性。
（相関図）
警視庁国際２課捜査官、円道寺きなこ。
（円道寺きなこの格闘シーン）
凶悪犯を次々になぎ倒す、カンフーの達人。そんな男勝りの捜査官を演じるのは、水野美紀。
（インタビュー：茶の革ジャン）
「エピソード２の見どころ」
水＞毎日クライマックス撮っているような、だいたいこう、２時間のドラマ、１本やるのに、
あの、ま、クライマックスが１ヵ所あって、その、クライマックスを撮るのに、まあ丸１日とか２日かけて、
その大変な日が１日、２日あって、あとは、大掛かりでないシーンが、あるはずなんですけど、
今回は、そのクライマックス、ばりの大掛かりなシーンを、撮り終えて、
でもまたクライマックスがあって、またクライマックスがあってっていう、
もう、映画撮ってるような感覚でしたね、う〜ん。
かなり、その、アクション監督の高橋さんの、要求も、前より全然レベルアップしていて、
やっぱりやればやるほど、あの、上を見たらきりがないので、アクションなんて、
やればやるほど、こう、もっと頑張んなきゃなぁっていうところがいっぱい。
だから、もし、ホントに、あのう、また映画になるとしたら、またちょっとアクションも、
もっとレベルアップしていかなきゃいけないし、頑張んなきゃなぁって思ってますけど。
（相関図）
凱歌が、幼くして生き別れた、母親、島村市江。
市江＞いい子で、待っていてね。
凱歌＞おかあさん、行っちゃいやだ、行かないで。
（市江がきなこに電話している）
彼女もまた、息子の姿を捜し求めていた。
きなこ＞島村…。
市江＞あなた、まだ息子の行方を…。
きなこ＞おかあさん、どこにいるんですか。
凱歌＞かあさん。
そんな母、市江を演じるのは、八千草薫。
（インタビュー：着物姿）
「恋人はスナイパーについて」
八＞内村さんが、もう、おかあさんのことばっかり考えて、おかあさんをたずねて、
私は私で、息子をたずねてっていう、そういう、あの、ドラマなんですけどね、私から見ると。
「エピソード２について」
八＞だんだん、こう、１回目よりね、２回目のほうが、本当に息子、っていう感じがして、
なんか息子に、会うっていう、なんか、気持ちがね、前よりも、
だんだん、あのそういう気持ち、なれてきたのかなぁって思うんですけどもね。
（相関図）
きなこの父、円道寺雁太郎。中華料理屋を営む、頑固な父親。
雁太郎＞酔わなきゃ、やってられねえだろう、こんな堅っ苦しいこと。
美智＞なんてこと言うの。
凱歌が姿を消して１年、結婚を決意した、娘のきなこ。
雁太郎＞おまえ、まさか、まだホイさんのこと…。
きなこ＞何言ってんのよ、お父さん。
雁太郎は、今でも凱歌を、実の息子のように思い続けていた。
そんな、円道寺雁太郎を演じるのは、いかりや長介。
（相関図）
警視庁国際２課課長、船木健一。
仲人＞本日は、お日柄もよろしく、ここに船木健一君と、円道寺きなこさんのご縁がまとまりまして。
きなこの直属の上司であり、婚約相手。
男＞まもなく完了します。
男＞よし、失敗は許されないぞ。
船木健一を演じるのは、田辺誠一。
（劉文忠の撮影）
そして、今回新たに出演陣に加わったのが、中村獅童。
大ヒット作、ピンポンを始め、映画ドラマに引っ張りだこ、今、最も注目されている、若手歌舞伎役者。
（相関図）
彼が演じるのは、香港からやってきた捜査官、劉文忠。
ずば抜けた身体能力、謎めいた風貌、いったい彼の正体は。
船木＞香港警察？
劉＞親を殺された、王凱歌は悪魔だ。
（インタビュー：黒のシャツ、黒の皮ジャケット）
「初挑戦のアクションについて」
中＞なんせ、初めてなんでね、アクションは。もう、ねっ、やっぱりそれに気、あんまりとらわれちゃうと、
芝居に集中できないじゃないですか。やっぱり、もう、体で覚えないといけないんで、
２、３週間、２週間ぐらいですね、練習さして、いただきました、はい。
うん、その中でやっぱり自分が、子供の頃から歌舞伎で育ってきたってことも、あるので、
そこをうまくやっぱり、高橋先生が引き出してくれたんじゃないかなぁと思いますけどね。
２００３年は、アクションもこなす、歌舞伎役者を、目指したいと思います。
「恋人はスナイパーについて」
中＞なんか、ここまでね、せっかく、う〜ん、ものすごい時間をかけて、お金をかけて、
あんなにね、水野さんにしても、内村さんにしても、体が動くし、あれだけできる方がね、
いらっしゃるんだから、映画というひとつの作品で、やっぱり残すべきだなぁっていう、ふうに、
現場に行ってすごく感じたし、これがいい意味でなんかのきっかけになれば、
面白いなぁと思いますよね。
（アクション）
ＣＭのあとは、ど迫力のアクションシーン。
（アクション）
恋人はスナイパーエピソード２、このドラマの見どころは、
なんといっても、本格的な、アクションシーン。
（インタビュー）
「アクションについて」
内＞前回の３倍強ほど、増えましたねぇ、今回パート２はですね、サービス満点です。
ホントサービスしすぎじゃないかっていうぐらい、えぇ、次はどうするんだっていうぐらいですね、
出しちゃってるなぁという感じですね、はい。
水＞こう、きれいに見せる、アクションというのを、が出来たらいいなぁと思いながら、
ずっとやってるんですけど、やっぱり、作品、回を重ねるごとに、目新しいものを、
見せていきたいし、確実に、レベルアップしたものも、見せていきたい。
内＞好きなんですよね、結構、アクションもの見るのも好きだしもちろん、
体を動かすこと自体がね、私好きですから。
それにちょうど、えぇ美紀ちゃんというおんなじような、体を動かすのが大好きな、
あぁ、にめぐりあいまして、で、２人でやっていくっていうことの楽しさですね。
水＞ドラマで、ほかに誰もやってない、あの、ところまで、アクションをやってしまえっていうのが、
そもそもこの、スナイパーの、始まりだったと思うので、アクションも、あの、
自分ができる限界までは、やりたいっていうのは、２人ともすごく、あると思うんですよね。
「水野さんについて」
内＞そうですね、あれだけ、あのアクションができる女優さんていうのは、日本にはまずいませんし、
あれだけほこりにまみれ、ドッタンバッタンやってる女優さんは、まず、日本にはいない、ええ。
朱鷺（トキ）以来のね…貴重な、存在だと、思いますねぇ。
「１０月１０日横浜某倉庫」
１０月１０日、とある倉庫を借り切ってのアクションシーン撮影。
宙を舞う、迫力のアクションを支えるのは、このワイヤーロープ。
危険が伴うワイヤーアクションの撮影、それだけに、スタッフも慎重をきし、入念なチェックを重ねる。
（円道寺きなこのアクション撮影）
水＞体重がかかるとね、あばらに…
水＞ごめん、私が前に出ちゃったから。
わずかなタイミングのずれが、大きな事故につながる。まさに、危険と隣り合わせの撮影。
イメージどおりのカットを撮るため、何度となく繰り返される、本番。
スタッフ＞ちょっと休憩しましょうか、５分ほど。
水＞はい。
スタッフ＞じゃちょっと５分から１０分ほどちょっと休憩します。
妥協を許さない撮影現場。
「テイク数は３１を数えた」
（インタビュー：アクション監督）
高＞普通は、まぁ、日本的にいうと、普通はあんなにアクション、やらないですよね。
特に自分で、スタントとか、やっちゃうんで。
「内村光良さんについて」
高＞アクションて、こうかたちを、かたちっていうか、そのかたちも覚えて、テンポも覚えて、
芝居も覚えなきゃいけないじゃないですか。
それをもう、すぐ、ぼくが、こんな感じでやって欲しいんですけどもって言うと、
それなりに近づくんですね。まぁ、できないときもあるんですけども、少しやっていくと、
より近くなって、で、最後には、あぁ、できちゃった、みたいな。
「水野美紀さんについて」
高＞美紀ちゃんも、覚えが早いんですよ。で、体もしなやかなんで、またきれいなんですね、えぇ。
で、女性で、えぇ、たぶんあんなに動けるのってたぶん、見当たらないと思うんですよね。
彼女は女優ですからねぇ。それがスタントも自分でやってみたいな人は、
出て来ないんじゃないですかね、えぇ。
「１０月１３日横浜某造船所」
１０月１３日、この日の撮影は、王凱歌が１０人以上の追っ手を振り払って、逃亡するシーン。
（王凱歌のアクション撮影）
「高さ約１５ｍの壁をワイヤーを使って飛び降りるシーン」
次は、地上１５ｍの壁を飛び降りる、危険なワイヤーアクション。
「現場で予想以上に危険なシーンと判断され吹き替えでの撮影が提案された」
予想以上に危険なシーンと判断したスタッフサイドからは、吹き替えを使っての撮影が提案された。
地上１５ｍという危険なアクション。
プロのスタントマンでさえも、決して安全とはいえない、難しいシーンだが。
「内村は自らこのシーンに挑むことを決意した」
スタッフ内にひろがる緊張感。
内＞下見ないほうがいいんですね。
高＞下見てもいいんですけど、ちょっとこうしちゃうと。
内＞上体を。
高＞上体が。
内＞なるほど。
高＞で、今、上に上がってかえりやすく、倒してるんで。
内＞はい。
高＞下げてるんで、そうすると今度上、上がって来なくなっちゃいますから。
内＞はい。
「ＡＭ２：００」
さらに、場所を移して撮影は続き、終了は夜中の２時をまわった。
内・スタッフ＞どうもありがとうございました。（大拍手）
内＞なんか、終わりみたいだなぁ。
内＞映画じゃん。映画だよこれ。映画より金かかってるよ。幸せなこっちゃ…
（相関図）
恋人はスナイパーエピソード２、さらなる個性的なキャラクター達。
闇の組織１２１１の、コー・村木。
表の顔は日本語学校の先生、しかし、その裏では凱歌に組織からの指令を伝える連絡役。
コー＞彼女を傷つけて欲しくなかったら、ライフルを取れ、王凱歌。
（インタビュー：チャイナ服、黒の皮コート）
「コー・村木について」
竹中＞やはり、我々は関係性の中でものを作っていくしかないわけでございますね。
監督にどういう映画が好きだったとか、
内村君がどういう映画が好きだったかというような話をするところで、
私、初めて自分のイメージというのができてくると思うんで、
常にまっさらな状態から現場に行くわけですね。
まっ、その中で、内村君と初めてこのスナイパーの仕事であの俳優、
内村さんが俳優というかたちでご一緒したときに、
彼がお話なさっていたやはり、マンジュシャゲの花、
幾重にも花びらが重なっているそのマンジュシャゲの花を、
彼は愛でるのが好きだって申してましたので、きっと私は、そのマンジュシャゲの花を、
心に宿しているような人間の役なんじゃないかなと思いながら、演じてみましたよ。
（相関図）
きなこの母、円道寺美智。王凱歌にとっても、日本での母親的な存在。
（円道寺美智のアクション）
今回はなんと、アクションにも挑戦した、赤座美代子。
（相関図）
きなこの妹、円道寺はな。一見普通の女子大生と思いきや。
（円道寺はなのアクション）
はな＞やー！なめんなよ、女子大生を。
そんな元気な円道寺はな役は、一戸奈未。
（相関図）
謎の骨董屋主人、八雲。彼もまた、闇の組織１２１１の一員。
凱歌＞１２１１のボスはどこだ。
八雲＞会ってどうするんだ。
凱歌＞いいから、教えろ。
八雲＞居場所を言えば、俺が、消される。
１２１１の謎を握る男、八雲役には、古田新太。
「１０月１４日竹中直人初日」
１０月１４日、この日はコー・村木役の竹中直人の初日。
竹＞あっ、撮ってたんですか、おかしいなぁ。
この日の撮影は、ストーリーの伏線となる重要で、意味の深〜いシーンなのですが。
（王凱歌との撮影）
内＞セリフ覚えてこい、さも、なんか覚えてたような感じしたんですけどねぇ、ええ。
竹＞きなことかいったか、浅草でいちゃくりあってたな。
竹＞いちゃくりあってるってことはねえか。
「１０月１４日」
手錠でつながれたままの格闘シーンは、ワンカットでの撮影となった。
内＞難しいんだよな。
水＞うん。ごめんなさいね。
内＞難しいんだよこれ。
１回の撮影で、一連の動きを撮りきるため、途中のＮＧは一切許されない。
内＞大丈夫？
内＞もう２度とできないだろう。
「１０月２４日横浜大桟橋ロイヤルウィング号」
１０月２４日、豪華客船ロイヤルウィング号を借り切ってのロケ。
「撮影は岸側と船の２班に分かれて行われた」
撮影は岸側と船との２班に分かれ、
エキストラも含めて総勢数百名のスタッフを動員した大規模なものとなった。
「撮影は小雨の中、朝６時から深夜まで及んだ」「気温２℃」
過酷な条件の中、進む撮影。
「ラジコンのヘリコプターにカメラを積んでの撮影」
ヘリコプターにカメラを積んだ撮影では、上空からのダイナミックなアングルを狙う。
このスケール感のある映像が、場面の緊迫感を、さらに盛り上げていく。
きなこ＞ひょっとしてあんたたち、１２１１？
ＣＭのあとは、いよいよエピソード２のダイジェスト。
（トラックから降りサングラスを外す王凱歌）
警察からも、組織からも追われる身となった王凱歌は、
人知れず、母、市江を探す旅を続けていた。
凱歌＞人を探してます。ここで働いていると人づてに聞いて。
男＞おぉ、市江さんかぁ。
凱歌＞いるんですか。
男＞昨日までいたけど、やめて出て行った。
男＞（中国語）見つけたぞ、王凱歌。
凱歌＞１２１１か。
男＞（中国語）ボスの命令だ。
（王凱歌の格闘）
王凱歌を執拗に追いかける、闇の組織１２１１。
（結納）
その頃、きなこは上司である船木との結婚を間近に控えていた。
仲人の携帯がなる。
きなこ＞事件ですか。
船木＞失礼します。
（円道寺きなこの格闘）
そんなとき香港からやってきた、１人の捜査官。
劉＞追ってるのはスナイパー、王凱歌だ。
船木＞あの殺し屋、まだ日本にいたんですか。
執拗に凱歌を追う捜査官、劉文忠。
劉＞親を殺された。王凱歌は悪魔だ。
コー＞１２１１の仕事をしろ。ボスも早く帰って来いと言ってる。
コー＞彼女を傷つけて欲しくなかったら、ライフルを取れ、王凱歌。
きなこにまで迫る、闇の組織１２１１の魔の手。はたして凱歌ときなこの運命は。
「１１月３日猿島」
１１月３日、横須賀沖の小さな無人島、「猿島」での撮影。
「横須賀沖に浮かぶ無人島「猿島」での撮影」
「撮影：水野美紀」
内＞猿島です、ここはね。今日はね、天気も良くてね、風もなくて最高です。
今、朝の６時…、６時４５分ということでね。これから猿島に向けて出発というね。
水＞今朝寝坊したって本当ですか？
内＞はい、私、昨日、そうですねぇ、ロケのあと、焼き鳥屋さんに行ってしまいまして。
水＞飲んだんですね。飲んだんですね。
内＞ええ、飲んでしまいまして、飲んでしまいましてですね。
でも、１１時には帰ったんですよ、帰ったんですけどねぇ、おっかしいですね、２度寝です。
水＞（自分を撮影）まだまだ先は長いしねぇ。最後のアクションシーンもまだ撮ってないんだよねぇ。
いやぁ、たぶんこれすごい作品になるねぇ。あぁ、頑張ろう、今日も１日頑張ろう。よいしょと。
幸い、この日は雲ひとつない晴天のロケ日和。
自然に囲まれた中での撮影に、２人はリラックスムード。
（内村さんが水野さんを写真撮影）
水＞ＯＫ？
内＞ＯＫ。
水＞被写体がね。
内＞水野美紀おたく。カメラ小僧。
「施設の整わない無人島での撮影は困難を極めた」
「１１月１０日東映大泉撮影所」
東映大泉撮影所。撮影最後の山場、２日間に渡ってのアクションシーン撮りが始まった。
「ＡＭ８：３０」
（水野さん、内村さんスタジオ入り）
水＞おはようございます。
内＞おはようございま〜す。
内＞あっ今日ラストシーンまで、あぁそうなんだ。
水＞じゃあ今日、ウッチャン早く終わりそうなの？
（アクション撮影）
内＞ごめん。
内＞大丈夫、大丈夫。
内＞もう１回お願いできます？あたってなかったんで。うん。
「自ら納得いくまで何度も繰り返される撮影」
内＞もう１回いいですか？もう１回いいですか？すみません。
長い緊張から解放された瞬間、こうしてできたのがこのシーン。
（格闘シーン）
「内村光良、本日の撮影終了」
内＞ホントですか？まじで、今日俺泊まりの準備までしてきたのに。
「内村光良、３８歳」（外で自転車に乗っている）
内＞ひまなんだもん。今日ロケ日和なのにね。
（スタジオ内で写真撮影をしている内村さん）
内＞気にしないで、あんまり気にしないで。
水＞あんなとこに、ホイさんいるよ。
「内村光良、３８歳」（スタジオ内の上のほうから写真撮影している）
その後も続く、アクションシーンの撮影。
「ＡＭ４：００、１日目の撮影終了」
１日目の撮影がようやく終了した。
「２日目」
２日目に入っても、まだ１５０という膨大なカット数が残されていた。
「ＡＭ９：００」
２日目からは、劉文忠役の中村獅童が撮影に合流。
（中国語の練習）
中＞なんだ、みんな、元気ねえぞ。
水＞いいな、早く帰る人は。
過酷なスケジュールの中、続けられる撮影。
（アクション撮影）
「ＡＭ４：００」
スタッフの疲労もピークに達していた。
（アクション撮影）
そしてこの日のラストカット。
「２日目撮影終了」
スタッフ＞どうもお疲れ様でした。
水＞お疲れ様でした。何時ですか今。８時５０分？
えぇ、なんで私昨日何時入りしたんでしたっけ。８時半？２４時間以上？
「２日間のべ４３時間の撮影がようやく終了した」
「緊急告知」
「恋人はスナイパー EPISODE 2 ディレクターズカット完全版」発売告知
「１１月１７日クランクアップ」
１１月１７日、いよいよ迎えたクランクアップ。
スタッフ＞水野美紀さん、アップで〜す。
（水野さんに内村さんが花束を渡し抱擁）（エンディングテーマ流れ始めこのあと最後まで）
水＞ありがとうございます。
（内村さんアップ、佐々木Ｐが花束を渡す）
内＞どうもどうもありがとうございました。ありがとうございました。
（水野さん花束を渡す）
内＞おぉ、なんだよ、いたのかよ、びっくりした、ありがとうございます。
こうして、のべ５０日間にわたる、過酷な撮影が全て終了した。
恋人はスナイパーエピソード２、１年ぶりにめぐりあった、王凱歌と円道寺きなこ。
凱歌＞僕の罪はなにしたって消えやしない。どこに行っても１２１１が亡霊のように僕を追ってくる。
きなこ＞待って。私の気持ちがわからない？あなたを追うのがどれだけつらいことか。
雁太郎＞きっと今日も、どこかの空の下であなたを探していることでしょう。
市江、崩れるように倒れる。
雁太郎＞あっ、どうしました。どうしました。
きなこが凱歌に手錠をかける。
凱歌＞なにするんだ。
自分にも片方の手錠をかける。
きなこ＞一緒にボス倒しましょう。
コー＞ボスはクリスマスの朝、夜が明けるまで待つと言ってる。あと２日だ。
きなこ＞いいの？もしかしたらもう、２度と。
凱歌＞全てを、終わらせる。
きなこ＞心配いらない、必ず戻ってくる。
はたして凱歌ときなこの運命は。謎の組織１２１１の正体とは。
壮大なスケールで送る、感動のアクションラブストーリー、恋人はスナイパーエピソード２。
いよいよ１２月２４日クリスマスイブの夜９時放送です。
スペシャルプレゼントクイズのお知らせです。
いかりや長介さん演じる円道寺雁太郎が闘うアクションのシーンで、
武器として使用したものとはなんでしょう？
クリスマスイブ夜９時の放送を見てお答え下さい。
抽選で１００名様に、内村光良さん、水野美紀さん、中村獅童さん３名の
（ポスターにサインしている）
サイン入り特製ポスターをプレゼントいたします。
ご覧の宛先までクイズの正解を書いてお送り下さい。
１２月２４日の放送を見ないと絶対にわかりませんよ。
〒１０６−８００１ テレビ朝日
「恋人はスナイパー EPISODE ２」 プレゼント係
〆切 １２月２８日（土）消印有効
発表は発送をもってかえさせていただきます
（試写会と同じ服装）
内＞パート２はなんか、ほんとにパート１とは、こう、シリーズというよりも、
１個の作品として出来上がってるかなぁと思いますんで、面白いんでね、見てください。